SSブログ

バレンティンのメジャーでの評価とNPBとMLBのレベルについて(バレンティンの55本達成の分析 その3)  [NPBタイトル2013]

スポンサーリンク




バレンティンが王貞治氏の持つ日本記録、シーズン55本塁打を塗り替えそうです。怪我、不祥事等なければ、後は時間の問題でしょう。

今回はバレンティンのメジャーでの実績や日本からメジャーに渡った野手について記録を比較して、メジャーでの日本の野球の評価、バレンティンの評価について考察していきます。
barenntein.jpg

野村克也氏は
ヤクルトのバレンティンが日本記録の55本塁打に迫っていることには「王の記録が破られそうじゃん。オレは面白くない。アメリカのメジャーのお払い箱が…。日本の恥だよ。破られるなら日本人に破ってほしかった」と、日本人大砲の出現を心待ちにしていた。
(デイリースポーツより引用)

これは野村克也氏がバレンティン自身を批難しているのではなく、日本の野球界のレベルが低く見られることについての危惧の表れです。

つまりメジャーリーグでそれほど活躍できなかった、バレンティンが日本に来て日本のシーズン最多ホームラン記録を更新するということは日本のレベルが低いということを示すことになってしまうからです。


まずバレンティンのキャリアについてみていきたいと思います。彼は本当にメジャーで通用しなかったのでしょうか。
メジャーではシアトルマリナーズで、あのイチロー選手ともチームメートだったこともある様です。バレンティンはイチローを凄く尊敬しているなんて話もありますね。
実績は、全くありません。AAAとメジャーを行ったりきたりしてました。
メジャー合計で3年間で
170試合 511打数 111安打 15本塁打 打率.221
です。試合の半分も出れていませんね。

それが、日本にきて、2012年シーズン後、3年6億円(日刊スポーツより)と言う年俸で、ヤクルトとと契約結び、この大活躍ですからね。

この記録を見ると彼はメジャーを、お払い箱になり日本に来たというのは、あながち間違いではないようです。つまり日本のプロ野球のレベルはメジャーの2軍(AAA)のレベルと同じようなものではないかと示唆してしまうのです。


今後もバレンティンがメジャーに行ったとしても日本での活躍と同じ活躍ができるか、どうか答えはおそらくノーでしょう。

いくら日本がWBCなどの世界大会や野球のワールドカップなどで結果を残したとしてもこの評価は大きく変わることはないでしょう。


特に打者に関しては日本からメジャーに移籍した選手の結果を見ても日本のレベルがまだまだのレベルに追いついていないことがわかります。

例えば松井選手。彼は確かに2009年メジャーリーグのワールドシリーズ優勝に大きく貢献しMVPを獲得しました。彼のポストシーズンでの活躍は大きく吐出をしていて名実ともにMVPだったと思います。
しかしキャリア全体の数字を見てみるとそれほど吐出した数字はなく、日本でホームラン王をシーズン最多50本塁打で獲得した実績をもつ松井選手の成績としては正直少し残念のものとして思われます。
NPB 1268試合 4572打数 1390安打 332本塁打 打率.304 出塁率.413
MLB 1236試合 4442打数 1253安打 175本塁打 打率.282 出塁率.360

タイトル
NPB 首位打者1回 本塁打王、打点王、最多出塁率、打点王3回づつ
MLB なし
(MVPはタイトルではないため記載しないが、日米ともに獲得している)
特筆すべきは本塁打の数がアメリカにきてがくんと落ちているということでしょう。メジャーリーグではホームランバッターではなかったということでしょう打率がほとんど変わらないむしろ少し下がっているのにホームラン数が半減している。これはやはりメジャーと日本のレベルの違いを表しているでしょう。

また他の選手が日本で活躍をしていてメジャーリーグに挑戦。そして試合に出ることができず、またAAAに降格、そして日本に戻ってくる。日本に戻ってきて1軍で活躍すると言う姿を見ても日本とメジャーの差を痛感します。城島、西岡、松井稼頭央、中島、中村ノリ等々、、、


唯一、メジャーリーグで長い間活躍した日本人野手は日本で圧倒的な数字を残しメジャーリーグに挑戦したイチロー選手のみと言えるのではないでしょうか。川崎選手もあれだけ日本で活躍しながら、アメリカではメジャーとAAAいったり来たり、、、
人気もあり、人柄も私は大好きなのですが、、、成績はいまいちです


また阪神で活躍し最多安打数最多打率等のタイトルを取ったこともあるマットマートンもメジャーリーグでは大きな活躍をすることができず日本に来た選手であるということも記しておきます。


以上バレンティンの活躍から見る日本とアメリカの野球のレベルについての考察でした。
いやーなんといってもメジャーリーグは果てしないレベルの高さで野球をやっていることがわかりますね。
日本の選手ももっともっと頑張ってほしいです。


以下関連記事
バレンティンの55本達成の分析 その1(バレンティンの四球について考える~王貞治氏との比較~)
バレンティンの55本達成の分析 その2(バレンティンのホームラン数と飛ぶボール?と神宮球場について考えてみる)


スポンサーリンク



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。