岩瀬仁紀 球種 [NPB注目選手2013]
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岩瀬仁紀投手の球種についてまとめました。岩瀬仁紀投手は抑えということもあり、あまり球種が多いというイメージはありませんよね。大魔神と呼ばれた佐々木投手もスライダーとフォークがほとんど。あと、緩急をつけるためにカーブという形でした。抑えの場合、ランナーがいる場面で出てくることも多く、三振をとりたいところでとれるというのも大切な要素の一つと言われています。そのため、空振りをとれる球が必要になってくるんですね。岩瀬仁紀投手の場合は高速スライダーと呼ばれている球種でしょう。
中日の岩瀬仁紀投手(38)は18日の巨人23回戦(ナゴヤドーム)で今季36セーブ目を挙げて通算382セーブとし、佐々木主浩(元横浜、マリナーズ)と並んでいた日米通算の最多セーブ記録を更新した(ヤフースポーツより)
と長年にわたって活躍を続けられるのは素晴らしいですね。これには、体のケアや、トレーニングなどのを積み重ねていることなどが大きな理由でしょう。
ただ、先ほども書いたようにあまり、球種が多くないのになぜ抑えられるのでしょうか。
まず今シーズンの球種の分布です
ストレート38%
スライダー33%
シュート21%
シンカー7%
特殊球1%
(データで楽しむプロ野球より)
やはり球種は多くないですね。ストレートとスライダーで70%以上です。
打たれない理由としたら、
①一つ一つの球種の質が高い
②一つの球種でもコースを投げ分けて使い方を変えている
③球種のバランスがいい
ということがあげられるでしょう。
①一つ一つの球種の質が高い
特にスライダー。球速があまり速球と変わらない。また鋭く曲がるので、ボールだと思ったところから、ストライクゾーンに入ってくる。右バッターなら(岩瀬仁紀投手は左利きなので)インコースをえぐってくる。よく「消える」という表現もされます。
また、シュートはカットボールに近いと思います。これも、ストレートとほぼ変わらないスピードで投げられるので、なかなか打たれません。右打者には、少し中に入っておいて、沈みながら逃げる。左にはインサイドに食い込んでつまらせるという球です。
ストレートはこの二つに比べたら驚くべきスピードがあるわけではありませんが、コントロールが良く、この二つと球威がさほど変わらないので、スライダー、シュートがストレートを引き立てています。また、ストレート自体も少し変化してるという話も聞きます。
②一つの球種でもコースを投げ分けて使い方を変えている
①で書いたこととかぶる部分も出てきますが、たとえば、スライダーですが、岩瀬仁紀投手の場合、スライダーをいろいろな方法で使えるのです。たとえば、ストライクからボール。ボールからストライク。真中からギリギリストライク。この、コントロールと使い方が素晴らしい。球種の頻度もそうですが、どうやって、どの球種を使っているかが投球の幅を広げているのです。2流の投手は、一つの球種で使えるパターンが少ない。たとえば、カーブは全部ストライクからボールになるとか。そのパターンが岩瀬仁紀投手の場合多いのですね。大魔神佐々木投手も剛速球ストレートと伝家の宝刀フォーク中心でしたが、フォークはストライクからボールになるものと、ストライクゾーン内で変化するものを使い分けていました。
③球種のバランスがいい
これは、シーズンごとに少しづつ変わっています。シンカー(スクリュー)を投げ始めたのは最近ですし、ナックルは今年から投げ始めました。多くのボールがスピード系だったので、少し緩急のボールを増やしたのではないでしょうか。またシンカーには大きく上下変化の球種がなかったというのもあるのかもしれません。そのため、速い球種のみでなく、緩急、上下をとりいれて、バランスを良くしていっているのでしょう。結果をある程度出しているのにもかかわらず、少しずつ新たに改善していく。それが、活躍し続けられる理由なのでしょう。
これがナックルです。
まだ1%しか使ってないません。今のところ、今シーズンこの球でヒットはまだ打たれてないようですが、全然投げてない。実は余力を残しているのかもしれません。投げなくてもおさえられているのですし。
まだまだ、活躍し続けそうですね。
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岩瀬仁紀投手の球種についてまとめました。岩瀬仁紀投手は抑えということもあり、あまり球種が多いというイメージはありませんよね。大魔神と呼ばれた佐々木投手もスライダーとフォークがほとんど。あと、緩急をつけるためにカーブという形でした。抑えの場合、ランナーがいる場面で出てくることも多く、三振をとりたいところでとれるというのも大切な要素の一つと言われています。そのため、空振りをとれる球が必要になってくるんですね。岩瀬仁紀投手の場合は高速スライダーと呼ばれている球種でしょう。
中日の岩瀬仁紀投手(38)は18日の巨人23回戦(ナゴヤドーム)で今季36セーブ目を挙げて通算382セーブとし、佐々木主浩(元横浜、マリナーズ)と並んでいた日米通算の最多セーブ記録を更新した(ヤフースポーツより)
と長年にわたって活躍を続けられるのは素晴らしいですね。これには、体のケアや、トレーニングなどのを積み重ねていることなどが大きな理由でしょう。
ただ、先ほども書いたようにあまり、球種が多くないのになぜ抑えられるのでしょうか。
まず今シーズンの球種の分布です
ストレート38%
スライダー33%
シュート21%
シンカー7%
特殊球1%
(データで楽しむプロ野球より)
やはり球種は多くないですね。ストレートとスライダーで70%以上です。
打たれない理由としたら、
①一つ一つの球種の質が高い
②一つの球種でもコースを投げ分けて使い方を変えている
③球種のバランスがいい
ということがあげられるでしょう。
①一つ一つの球種の質が高い
特にスライダー。球速があまり速球と変わらない。また鋭く曲がるので、ボールだと思ったところから、ストライクゾーンに入ってくる。右バッターなら(岩瀬仁紀投手は左利きなので)インコースをえぐってくる。よく「消える」という表現もされます。
また、シュートはカットボールに近いと思います。これも、ストレートとほぼ変わらないスピードで投げられるので、なかなか打たれません。右打者には、少し中に入っておいて、沈みながら逃げる。左にはインサイドに食い込んでつまらせるという球です。
ストレートはこの二つに比べたら驚くべきスピードがあるわけではありませんが、コントロールが良く、この二つと球威がさほど変わらないので、スライダー、シュートがストレートを引き立てています。また、ストレート自体も少し変化してるという話も聞きます。
②一つの球種でもコースを投げ分けて使い方を変えている
①で書いたこととかぶる部分も出てきますが、たとえば、スライダーですが、岩瀬仁紀投手の場合、スライダーをいろいろな方法で使えるのです。たとえば、ストライクからボール。ボールからストライク。真中からギリギリストライク。この、コントロールと使い方が素晴らしい。球種の頻度もそうですが、どうやって、どの球種を使っているかが投球の幅を広げているのです。2流の投手は、一つの球種で使えるパターンが少ない。たとえば、カーブは全部ストライクからボールになるとか。そのパターンが岩瀬仁紀投手の場合多いのですね。大魔神佐々木投手も剛速球ストレートと伝家の宝刀フォーク中心でしたが、フォークはストライクからボールになるものと、ストライクゾーン内で変化するものを使い分けていました。
③球種のバランスがいい
これは、シーズンごとに少しづつ変わっています。シンカー(スクリュー)を投げ始めたのは最近ですし、ナックルは今年から投げ始めました。多くのボールがスピード系だったので、少し緩急のボールを増やしたのではないでしょうか。またシンカーには大きく上下変化の球種がなかったというのもあるのかもしれません。そのため、速い球種のみでなく、緩急、上下をとりいれて、バランスを良くしていっているのでしょう。結果をある程度出しているのにもかかわらず、少しずつ新たに改善していく。それが、活躍し続けられる理由なのでしょう。
これがナックルです。
まだ1%しか使ってないません。今のところ、今シーズンこの球でヒットはまだ打たれてないようですが、全然投げてない。実は余力を残しているのかもしれません。投げなくてもおさえられているのですし。
まだまだ、活躍し続けそうですね。
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