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イチロー バレンティン マリナーズ時代のチームメートへのコメント [NPB2013]

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バレンティンが56号を達成し、多くの人がコメントを出しています。過去マリナーズ時代でチームメートだったイチロー氏もコメントを出しています。イチロー.jpg

イチローは12日付の一部スポーツ紙で「同じチームメートだった選手が活躍するのはすごくうれしいです。ただ、アメリカであのクラスの選手が日本でそれだけ活躍するということは、少し難しいというか、複雑な部分もありますね」とコメント。
(東スポWEB)
バレンティン イチロー.jpg

田尾氏は「バレンティンは日本に来てすごく成長したんですよ。逆に日本で成長してMLBに戻った選手も向こうで評価されている。だからイチローの発言はちょっと悲しいですし、どうしてもこれを言いたかった」(東スポWEB)とし

また東スポWEBの記事によると、マリナーズ時代に過去に確執があり、襲撃計画まであった。その確執がここに来て明るみになったのではということまで報じている。


はたして、これは本当の意味で、バレンティンが嫌いだから、あのクラスと言ったのは馬鹿にしたいがためのもの、確執があったからのものでしょうか?
私の予想は全く別のものです。

「日本のプロ野球どうなってんだ!?日本人もっと頑張ってくれ!!」と思っているのではないでしょうか。純粋に。
しかもコメントでも「同じチームメートだった選手が活躍するのはうれしい」ともいっている。この報道の仕方は、一部のみを切り取ってただ作り上げているものではないかと思います。

理由は、マートンが210本打った時にも同じような発言をしています


以下サンケイニュースより
イチロー、マートンの210安打に「青木は何やってんだ」
2010.10.4 11:40
マートン(阪神)が自らのプロ野球シーズン最多記録の210安打に並んだことを聞かされたイチローは「青木(ヤクルト)は何やってんだ、青木は」と笑みを浮かべつつ第一声。その後すぐ真顔に戻り「やっぱりアメリカをなめちゃいけない、と思わされますね」と冷静に言った。
 「WBCで日本が勝って、メジャーにも(日本から)何人か来るようになって、はたから見ると急激に距離が縮まった印象(を持つ人が多い)。でもこの事実がやっぱり(メジャーを)なめちゃ駄目と示している」
 米国ではメジャーとマイナーを行ったり来たりだったマートンの記録を「210本は141試合でも難しい数字」とたたえる一方、「そういう選手が1年目で210を打つことが衝撃。マウアー(ツインズ)が日本に行って打っているのではない」と話した。(共同)
マートン.jpg

私もイチロー選手に同感です。まだまだ、日本のレベルはメジャーのレベルに追い付いていません。
バレンティンは確かに日本で成長しました。ただ、ホームラン数はどうでしょう。一年目からホームラン王を獲得しています。メジャーとスリーAを行き来していた選手が日本に来てホームラン王。マートンも同じです。逆に日本人がメジャーで成績を落としているのも成績を比較すればすぐにわかります。もちろん、上原投手のように大ブレークする選手も時にはいますが、全体的なレベル感を考えたときにもそうでしょう。ダルビッシュは日本では敵なしでしたが、メジャーでは凄い投手ですが、メジャー屈指の大投手まではいきませんよね。西岡、川崎とう、日本のスターがメジャーに居続けることだけで苦労します。


また、野村監督も8月31日に

さらにおなじみのボヤキもさく裂。ヤクルトのバレンティンが日本記録の55本塁打に迫っていることには「王の記録が破られそうじゃん。オレは面白くない。アメリカのメジャーのお払い箱が…。日本の恥だよ。破られるなら日本人に破ってほしかった」と、日本人大砲の出現を心待ちにしていた。(ヤフーニュースより)
とコメント

イチロー氏と同じことを述べています。

田尾氏が言うように、助っ人が日本で細かい野球を教わり成長することはありますし、アメリカにもどり活躍する選手も数人います。ただ、かといって、日本のレベルがメジャーに追いついているわけではありませんし、日本人のレベルが追いついているわけではありません。メジャー、アメリカにいて、長いことプレーし凄さを肌で体感しているイチロー氏だからこそ言えることでしょう。

また、マリナーズ時代のイチロー氏に対して、バレンティンはかつて、尊敬していて畏れ多い存在と話していたように記憶しています。だいたい、マリナーズの襲撃計画とかいうのが報じられたようですが、それはアメリカ特有の誇張表現ではないでしょうか。また、バレンティンは、年間の試合の半分も出ていないので、チームの中でも中心にいたわけでもありません。

表現を変えてみればわかることでしょう。たとえば、日本の1軍と2軍を行き来している打者。その人が、ある国のプロに行き1,2年目ホームラン王をとる。そして、3年目にその国のホームラン記録を塗り替える。そんなときは、日本で活躍している人からしたら、そのリーグレベル低いな!と感じるのではないでしょうか。それが母国なら、心配になり、「難しい」「複雑」という気持ちになるでしょう。

純粋に日本の野球がレベルアップすること、日本人選手が危機感を持つことを、願っているイチロー氏のコメントを日本球界は真摯に受け止めてほしい。それが、彼がアメリカの地で感じている、率直な感想なのだろう。そして、いつの日か、日本人選手がメジャーで数多くのタイトルをとり時代が来て、メジャーの一流選手も日本に来る。NPBがメジャーと同等のレベルであると誰が見ても思う時代が来ることを願っている。


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